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【加工肉を使わない】椎茸のナポリタン〜アボカド風味〜【そこそこ簡単レシピ】

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健康への害が大きすぎる加工肉(ウインナー)の代わりにシイタケを使い、さらにアボカドの風味とクリーミーさを足したナポリタンの紹介です。

ナポリタンの特徴を残しつつ少し大人の味に仕上げた一品には、軽快さとフルーティーな酸味が特徴の白ワインを合わせていきます。

この記事の執筆担当:エン

【今回の着想】加工肉を使いたくなかった……

ウインナーやベーコンが極めて美味なのは周知の事実。

が、残念ながら健康にはよくありません。
市販のウインナーやベーコン——いわゆる加工肉には、添加物が多く使われています……。

たとえば、発色や保存の目的で使われる「亜硝酸ナトリウム」には、発がん性があるという研究が多くあります。

また、水分保持や食感を良くするために使われる「リン酸塩」は骨密度の低下や、心臓病のリスクが増すと言われています。

市販品加工肉の原材料を一度見てもらいたいですが、使われている添加物を挙げ出せばキリがありません。

これを常日頃から食べるのはやはりハイリスク……。
できれば、たまの贅沢で食べる程度に留めて、普段の料理からは排除するのが吉と思います。

そんな思いから、今回は僕も大好きなナポリタンを、ウインナーの旨みなしで構築してみた次第です。

”椎茸のナポリタン〜アボカド風味〜”のコンセプト

  • 加工肉(ウインナー)を使わない
  • 健康効果が期待できる「シイタケ」と「アボカド」を取り入れる
    ▶️コレストロール値の改善:
    シイタケに含まれるβグルカンやエリタデニン(シイタケ特有の化合物)には、コレストロール値の改善が見込まれます。
    ▶️美肌への好影響:
    アボカドに含まれる不飽和脂肪酸には肌の保湿、オレイン酸には損傷した肌細胞の修復、ビタミンEやCにはアンチエイジングの効果がそれぞれ期待できます。
  • ナポリタンの、酸味と甘味の絶妙なバランスや、誰もが口にしたことのある懐かしさは保ちつつ、老若男女楽しめる——よりは、ちょっと大人向けの味に仕上げる。
  • ケチャップは2回に分けて加える。
    ①野菜に加える分のケチャップは焼いて酸味を飛ばすことで、野菜の味を際立たせる。
    ②アボカドと混ぜる分のケチャップはフレッシュなままで、ケチャップの酸味とアボカドのクリーミーさの相乗効果を狙う。(さらに少量のハチミツを加えることで両者をつなぎ合わせ、深みを出す)
  • 紹介する白ワインといっしょに楽しむ!

材料とレシピ

材料(1人分)
  • パスタ:90g
    (おすすめはディ・チェコの1.6mm)
  • ケチャップ:
    大さじ1(野菜用)
    大さじ2(アボカド用)
    +α(お好みでの調整用)
  • シイタケ:3個
  • アボカド:1/2個
    (熟した柔らかいやつ)
  • タマネギ:1/2個
  • ピーマン:1個
  • ニンニク:1片
  • ハチミツ:小さじ1弱
  • 黒コショウ:適量
    (上の画像には入れ忘れてますが……。かなり重要です)
パスタをゆで始める

塩分0.9%で、表示+2分間ゆでる。
ゆであがったパスタは冷水で締めて、よく水気を切っておく。
※ゆで汁は捨てないでください!

材料の下処理

シイタケは厚切り、タマネギはスライス、ピーマンは輪切り、ニンニクはみじん切り。

シイタケの火入れ
(STEP4も並行する)

フライパンにオイルをひき、中火寄りの弱火にかける。
シイタケを投入して塩したら、じっくり火を入れる。
焦げ気味の方が美味いが、健康重視でいくならほどほどに。

アボカドケチャップの用意
(STEP3のシイタケの火入れと並行)

フォークでアボカドを潰し、ケチャップ大さじ2と、ハチミツ小さじ1弱を加えてよく混ぜる。

タマネギとピーマンの火入れ

ある程度シイタケが焼けたらタマネギを投入して塩する。
(ピーマンの苦味が苦手な人は、ここで一緒にピーマンも入れる。苦味がまろやかになります)

タマネギがしんなりしてきたらピーマンを投入して塩をふり、もうしばらく火を入れていく。

みじん切りしたニンニクを入れてオイルを足す

他の野菜を端に寄せて、空いたスペースにニンニクを入れる。
ニンニクが浸る程度のオイルを足して、香りが移るまで弱火にかける。

※ニンニクが色付かない程度がおすすめです!

ニンニクの香りが立ってきたら、全体を混ぜ合わせる。

ケチャップ大さじ1を加える

食材をフライパンの端に寄せ、空いたスペースでケチャップを焼いて酸味を飛ばす。
ケチャップが、ふつふつしてきたら全体を混ぜ合わせる。

冷水で締めてあったパスタを投入

パスタを投入して、少量のゆで汁を加えてから具材と絡めていく。
(ケチャップの量が少ないので、この時点でパスタに色は移りません。ざっくりでOK)

アボカドケチャップを加えて味見しながら調整

用意してあったアボカドケチャップを加えて絡めていく。

このとき何度か味見する。
水分・塩味が足りなければゆで汁を加え、もっとケチャップ感が欲しい場合はお好みでケチャップも足す。
(追加のケチャップは控え気味の方が上品に仕上がるのでほどほどに!)

黒コショウで仕上げ

黒コショウは多めが美味しいです!
(アボカドでしっとりとした風味になっているため、黒コショウでキレを出すイメージ)

僕はミルで20カリカリしました。

完成です!
【加工肉を使わない】椎茸のナポリタン〜アボカド風味〜

ケチャップの酸味と甘味——ナポリタンの魅力は残しつつ、シイタケの土っぽい旨みと、アボカドのまろやかさを合わせたことで上品に仕上がっています。

アボカドケチャップに、甘くならない程度に加えたハチミツもいい働きしてます。
アボカドのクリーミーさと、ケチャップの酸味を繋ぎつつ深みを出してくれました。

酸味を飛ばしたケチャップが際立てる野菜の旨みもいい感じ。

本来のナポリタンにはないクリームソースのようなアボカドケチャップが、長めに茹でて冷水で締めたパスタに絡んで……!
このトロモチっとした食感も最高です。

このあと紹介する白ワインとも相性バツグンなので、ぜひ一緒に堪能してください!

今回の白ワイン『カリフォルニア・ルーツ・シャルドネ』

シイタケの土っぽさと、アボカドの青っぽい風味に合っていて、かつケチャップの酸味と喧嘩しないワイン……。

白ワインかなーと思って色々試した結果、シャルドネというブドウ品種が良さげと思いました。

さらに調べて行き着いたのが、アメリカはカリフォルニアでつくられる「カリフォルニア・ルーツ・シャルドネ」です。

>>カリフォルニア・ルーツ シャルドネ(Amazon)

桃のような果実感と、クリーミーな酸味が特徴の白ワインでして、公式サイトではチーズやパンに合わせる飲み方がおすすめされています。

要するに食事と合わせることなく、単体でも楽しめるワインということ……なのですが!
今回のパスタと合わせても素晴らしかったです。

「カリフォルニア・ルーツ・シャルドネ」のフルーティーな甘味、そしてシャルドネ特有の酸味が、ナポリタンの甘味や酸味とマッチします。

さらに、この白ワインの特徴である軽快さが、アボカド由来のクリーミーさをも引き立てている……。

ちょっと背伸びした上品さをかもしつつ、童心を忘れないような両者のペアリングと言えそうです。

ぜひお楽しみください!

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